不摂生中年オタクの脱却記録:吹き出る汗が塩になる15日目
*疲労困憊のため翌日に日記をつけている
朝6時に起床し、いつもの日課をこなす。
昨日の仕事での筋肉痛がひどく、脚や腰、腕が動くたびに痛みが走る。
仕事自体は特に難しいものではなく、昨日と同じ作業の繰り返しになる。
大きな問題もなく、順調に進んでいたが。
倉庫に残っている移し替えるべきパレットの数が、3分の1も占めていることに愕然とした。
とりあえず、無心になってビニール梱包の移し替え作業に没頭する。
途中で水分補給を行っていたが、2リットルのペットボトルの水が残り2割になった頃に体がだるくなってきた。
昼食で塩分を摂取できるから大丈夫だろうと思って、ただ作業に集中し続けた。
昼食を食べた後、1時間経つと体力の低下が昨日よりも早いことに気づいた。小休憩を取り、スポーツ飲料を購入して飲んだ。
体の渇きがスポーツ飲料で癒されたように感じた。
額から滴り落ちる汗を手の甲で拭うと、じゃりじゃりとした感触が伝わる。
顔に黒い埃が付着したのかと思ったが、よく見ると結晶状の塩が付いていた。
学生の頃、部活動でグラウンドを駆け回り、汗が乾ききる感覚を思い出した。
大量の飲料水のパレットも契約業務時間内に終わらせ、家に帰宅。
凝り固まった筋肉をほぐすため、すぐに風呂に入り、晩飯を食べて寝た。
本当は資格の勉強をすればよかったと思っていたが、体力が回復できなかったので休息することにする。
何はともあれ、成長はできてはないが少し充足した2日間だった。